【公式】NAGOYA the TOWER|エントリー者様限定サイト|専門家インタビューvol.2ページ|地上42階。「名古屋」駅最寄りの最高層タワーレジデンス。

SPECIALIST

INTERVIEW

スペシャリストが語る、
タワーマンションの可能性。

タワー
マンションの
定義

今までになかったポジションの
タワーマンションになり、
時代の先端をゆく
取り組みだと思います。

名城大学 理工学部 建築学科 教授 / 高井 宏之 Hiroyuki Takai
1957年生まれ。岡山県出身。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院博士前期課程修了。1982年竹中工務店入社(主に技術研究所と設計部)。2000年より三重大学准教授、2008年より現職。専門分野は建築計画学。主な研究対象は集合住宅の共用空間・施設、超高層住宅、および建築物の有効利用(宿泊施設と商業施設)。大学院生時代から超高層住宅の研究に取り組み、竹中工務店ではエルザタワー55(1998年竣工)などの計画に参画。海外の超高層住宅の設計と居住者意識も研究し、昨年度はアジア4都市の国際シンポジウムを開催。

今も絶えず進化を続けている名古屋駅エリア。
その一角に誕生する超高層タワーマンションNAGOYA the TOWER。
「住みたい街」として常に上位にランキングされる人気の場所であると同時に、
都心立地では超高層タワーマンションも相次いで誕生しています。
そんな現状を踏まえ、これから先この活気あるシーンはどのように変わっていくのか。
タワーマンション研究の権威であり、自身もかつて首都圏でプロジェクトに係っていた経験を持つ
名城大学理工学部建築学科の高井宏之教授にお話を伺いました。
タワーマンションが誕生した時代背景から、タワーマンションの定義、
都市型マンションにコミュニティの形成が必要不可欠となる理由、
さらに数多くのタワーマンションを見てきたスペシャリストにとって
NAGOYA the TOWERはどのように見えるかなど、
第三者として客観的な視点で語っていただきました。

1

居住環境としての
名古屋駅エリアの発展性

大学院生の頃からタワーマンションの研究を行ってきた高井教授。
大学で教鞭をとる前は、大手ゼネコンでタワーマンションプロジェクトにも
携わっていました。そんなタワーマンション研究の権威に、
そもそもタワーマンションとは何か、誕生の背景から
その意義まで語っていただきました。

 タワーマンションは地上20階建以上のマンションです。そして、土地の高度利用が求められる、駅前など立地が良い場所に建つことが前提条件になります。そういう場所で低層の住宅を建てようとすると、大豪邸なら可能ですが、一般の人にも手が届く住宅を建てようとするなら、おのずとタワーマンションになります。
 わが国でタワーマンションが出現するようになったのは、1970年代前半からで、1980年頃を境に徐々に増えていき、2000年頃から急激に増えていきました。それにはいくつか理由があります。一つ目は技術の進歩です。まずはコンクリートの技術が上がりました。1980年頃までは、タワーマンションはSRC造という鉄筋コンクリートに鉄骨を入れた高額な構造形式が主流でしたが、高強度コンクリートが普及し、RC造でも十分可能になりました。加えて、現在は建物の構造に制振構造、免震構造がたくさん使われるようになりましたが、2000年以前は耐震構造が主流でした。制振、免震というアイデアは昔からありましたが、過大なコストをかけなくても実現できるようになったのが大きい理由です。
 もう一つは規制緩和です。2000年前後から法律が改正され、都心立地でタワーマンションが建てられやすい方向に規制緩和がなされました。バブル経済の崩壊後、地価がやや下がりぎみになってきたことも大きいです。
 そして、常に抜きに語れないのが需要です。実際にタワーマンションが竣工し、友達宅などを見に行けば住まいとしての質も実感できますよね。事例が増えていく中で、体験を通じて魅力を感じる需要者が増え、市場もできてきたというのが実態です。

2

タワーマンションのメリット

高井教授は超高層マンションの特性として、
高層性・垂直性・大規模性・閉鎖性・高密性の5つに集約できると
提言しています。従来型(地上20階未満)のマンションと比較した際、
タワーマンションに住むことのメリットとは具体的には何になるのか。
根源的な理由を問うてみました。

メリットはやはり眺望の良さですね。上の階に行くほど視点が高くなり、遠くの山並みや大河の流れなどのスケールの大きい自然を感じることができます。「景色がいいというのは、こういうことなんだな」とわかります。
 もう一つは明るさです。住宅に差す光には直射光と天空光と二つあります。直射光は太陽からの直接の光で、普通はこれが日当たりと言われます。天空光は空自体が発する光で、空が広く大きく見えるほど明るくなる。タワーマンションにいると南面だけでなく他の面も明るく感じますが、この天空光の影響が大きいです。目の前に遮るモノがないし、たくさん見える空も光っていますから。
 以上は高い所に住んでいる事で得られる価値であり、メリットだと思います。

3

タワーマンションにおける
コミュニティの在り方

マンションの共用空間・施設やサービスを全て外部に閉じるのではなく、
時には周辺のマンションや地域住民に開放し、空間的・人材的に
相互に連携する事が災害時の「共助」につながると高井教授は提唱しています。
タワーマンションにおけるコミュニティの重要性について、
詳しく意見を伺いました。

わが国は、地震や台風などの災害の多い国です。このために大切にしなくてはならないのが、人々の「共助」です。「共助」にはマンションに住む住棟内の人、そしてマンション周辺に住む住棟外の人、二つあると思います。同じ住棟に住む人たちは、災害時はお互い助け合いながら過ごしていくことがどうしても必要になります。顔もわからないし、話もしたことがない関係ですと、万一の事態にうまくコミュニケーションが取れない場合があります。プライバシー重視は日常生活では居心地が良いと感じる方もおられるでしょうが、災害時にはとても困った状況になる可能性があります。そのために、共用空間・施設での利用をきっかけにして、また管理サービスのスタッフの力を借りながら、いざという時の関係を作ることが不可欠だと思っています。
 それから住棟外の、マンション周辺の人たちとの関係ですね。自治会長、管理組合の理事長などが地域の人たちともある程度顔見知りの関係を作ることが必要だと思います。例えば、地域のイベントやお祭りがある時などは1階のロビーを開放して、地域の人たちを迎え入れて顔見知りになり、中の様子も知ってもらっていればお互い安心だと思います。
 このように、同じ棟に住む人たちとの「共助」、周辺との「共助」の両方が必要で、その鍵となるのが共用空間や施設の作り方と活用の仕方ですね。

4

NAGOYA the TOWERの
共用空間をどう見るか

NAGOYA the TOWERは、住棟内に様々な共用施設を配し、
非常時の防災・安全対策も徹底している。さらに、都心エリアでは稀有な
5,898.70㎡もの広大な敷地の中に様々なガーデンスペースや
親水空間を設けているが、高井教授にはどのように映っているか。
さらに災害時の「共助」という点についてはどうか、率直にご意見を伺いました。

各階に防災備蓄倉庫を作られていますね。災害時に停電があって、エレベーターが動かない、という事態になっても歩いていける範囲内に非常時の物資が用意されているスペースがあるのは安心です。また、消火活動や救出作業に使える非常用エレベーターや、敷地内にある水槽の水を飲料水に生成できるシステムがあるのも、よく考えられ整備されていると思いました。
 ところで、「共助」の点からすれば、多目的室、集会室のような共用施設があればコミュニケーションができますし、仲間作りができます。1階のロビーや29階のエグゼクティブラウンジも、将来的にみんなが集まってワイワイできるような場所になればいいと思いますし、それが災害時の対応などに効いてきます。
 広い庭や親水空間があるのは気持ちいいですね。(花や植物の)管理を住んでいる人たちがグループで世話をするようになるなら、コミュニティが生まれるベースにもなりますから。また、更にそこで育った花を1階のロビーに飾ることができると最高ですね。

今後、NAGOYA the TOWERは「ABINC認証」を取得し、実際にバラ園を設けて講師の先生と庭園を管理する会社と協力してバラを育てる講習会、ワークショップをする予定になっています。その場を通して住まわれる方どうしのコミュニティ形成に貢献していく予定です。

5

居住環境としての
名古屋駅エリアの発展性

最後に、都心居住の価値、都心を居住地とするにあたっての課題、
そして本件固有の立地の特性は何か。
立地である名古屋駅エリアについて、
専門家として高井教授はどのように見ているかを伺いました。

名駅エリアは商業地ではありますが、住宅地としては超高層住宅の数が少なく、本件の立地も住環境としてはこれからの場所です。もちろん、住む上でのポイントとなる要素としてはたくさんあると思います。名駅、笹島、白川公園も大体歩いて10分ですから、十分徒歩圏です。10分圏というのは遠すぎないし、近すぎない、ちょっと散歩行こうと思うに十分射程距離内です。それは立地の特性だと思います。
 今回のNAGOYA the TOWERは、この立地では今までになかったポジションのタワーマンションとなり、時代の先端をゆく取り組みになると思います。拠点としての施設は周辺に揃っていて、場所性を楽しむ、日常を楽しめる環境は整っていると思います。今後は名鉄名古屋駅の再開発やささしま地下道の整備も控えていますから、居住環境としてどう変わっていくのか期待しています。

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